【次は潰瘍性大腸炎?】また入院?どうしたら良くなるのだろう。
多くの方のサポートにより、
工房の準備が着々と進み、2011年4月に田舎娘の菓子工房MUWはスタートしました。
私が工房を始めることを聞いて、
道の駅ウッディ京北さんが「委託販売しませんか?」と声をかけてくださり、
無事に委託先も決まり、ネットショップも完成し、
順調なスタートをきっていました。
体調の良い日には工房でお菓子を焼き、道の駅に納品したり、
お客様から注文をいただきギフトを作ったり。。。
変わらず体調の悪い日はありましたが、
お客様からいただく感想のメールや、委託先のスタッフさんからいただく言葉にはものすごいチカラがあって、
たくさん元気や自信をもらっていました。
「出来ることがある」ということは、
自分の居場所をもらったような、
「大丈夫だよ」と言ってもらっているような、そんな気持ちになるんですよね。
工房がスタートしてから少し経った頃。
あまりにも血便や怠い日が続くので先生に相談をしたら、すぐ検査入院することになりました。
(また入院?)
道の駅への納品もできないし、
お客様からいただいていた注文は断らないといけなくなり、
申し訳ないやら、情けないやら。
(なんでこんなことになってんのやろう・・・)
とばかり考えていました。
先生は腸管型ベーチェット病を疑っておられたようで慌ててはりましたが、
内視鏡で調べてみたら、出血はベーチェット病でできる場所からではなく、
潰瘍性大腸炎でできる場所からのものだとわかったのです。
潰瘍性大腸炎とは➡http://www.nanbyou.or.jp/entry/62
内科とは別に、新しく担当してくださる消化器の先生が増え、
「潰瘍性大腸炎も難病でね…」と説明してくださいました。
難病がある人は1つじゃなく、2つ発症したりすることが割と多いらしく、
「珍しいことではないですよ。」と言われましたが、
その時の私にはすぐに受け入れられませんでした。
だって、
1日に何度もトイレに駆け込むし、
血は出るし、
入院中にはトイレのたびに看護師さんを呼んで出たものを見せないといけなくて、
私の中の小さな女の子が完全に拒否していました(笑)
(これ以上、親に心配かけたくないのにな…)
それから飲み始めたアサコールという薬は、
気分が悪くなったり、
さらにお腹が緩くなったり、湿疹がでたりと私の体には合わず、
直接お尻から注入するタイプの薬を試しても合わなくて、
貧血は酷くなるし、本当に改善されるのか不安でネガティブなことばかり考えてたなぁ。
でも、
内科と消化器の2人の先生が色々と工夫をし、
治療をしてくださったおかげで薬も合うものが見つかり、症状も落ち着いたので無事に退院することができました。
退院する時先生に、
「病気はその人のコップの水が溢れたときに出てくるんだよ。
先生がする治療はその溢れた水を少し減らす作業です。
だから、
また水が溢れてしまわないように無理をしすぎないことがあなたの仕事です。」
と言われました。
そこで初めて、
ベーチェット病になった時からずーっと自分の中で考えていた、
( どうしたら良くなるのだろう? )
ということに対しての答えが出た気がしました。
必死に良くしようと思うんじゃなくて、
共に生きていけるように上手く付き合う方法を探すことが大事なのかも!
これは私にとって、大きな大きな気づきでした。
上手く付き合いながら、
心地よく生きれる人が一人でも増えたらいいなぁ♪