(もし病気を伝えたことでダメになったら…)最後と決めた婚活
20歳の頃ベーチェット病が発症し、
今年で10年になりますが、
苦しみながらも自分らしく過ごすことを大切になんとか頑張ってきました。
少しずつ体調が落ち着いてくると、
私も人並みに結婚して、自分の子どもを育ててみたいと思うようになりました。
そんな気持ちで始めた婚活はなかなか思うようにいかず・・・
何度か色々な婚活パーティーに参加したあと、
一度婚活を休もうと決めた私でしたが、
これで最後にしよう!と、
「きょうと婚活応援センター」主催の、
50人対50人の大規模なパーティーへ最後に参加することにしました。
でも、参加申し込みをしようとするとすでに満員!
一応、
キャンセル待ちとして申し込みを済ませて、待つこと数日…
1本の電話が。
「キャンセルが出ましたが、参加されますか?」
「参加します!」と即答です笑
両親も、
「キャンセルが出て参加できることになるなんて、
素敵なご縁があるのかもよ♡?」
なんていうものだから、
ウキウキが溢れる私。笑
そんな中、
きょうと婚活応援センターの様子が知りたくて調べていたら、
あるブログに辿り着きました。
センターでの婚活の流れや、
施設の雰囲気などがとても詳しく書いてあって、
しかも、
ブログの筆者は私が当選した婚活パーティーに参加するということも書いてあったので、
思い切って参考になったお礼と私も参加しますと、コメントをしてみることに。
人生で初めて誰かのブログにコメントをしたので、ドキドキ…
ブログを書いていたのは男性だったのですが、
男性からは
「お互いに勇気を出して踏み出したこの一歩を次に繋げられるように、
頑張りましょう♪
一期一会、まずはイベントが楽しいものになりますように。」
と締めくくられた丁寧なお返事が返ってきました。
イベント当日。
不安と緊張とでドギマギしながら会場へ向かうと、
おめかしをした男女がたくさん!
七夕パーティーだったので浴衣を着ている方が多くて、
(やっぱり浴衣ステキだな~私も浴衣にすればよかった…)
と早々に自信喪失…
会場へ入る列に並んでいたら、
ブログの男性を発見! (ブログでお顔は拝見してました♪)
でも、人見知り爆発で話しかけられず、パーティーがスタート。
50人対50人と大人数で、
女性は移動せずテーブルにそのままで、
時間ごとに男性がテーブルを移動するという流れでたくさんの方とお話しました♪
今まで参加した婚活は、
プロフィールカードに記入して、
それを交換しあってお話をするタイプばかりでしたが、
今回のパーティーは下の名前しかわからず、
年齢や職業はわかりません。
でも、
参加者はセンターの会員の方のみという安心感もあって、
私にはそれが合っていたのか
話かけてくださった方、お一人ずつの顔をしっかりと見て、
会話を楽しむことができました♪
でも、ブログの男性とは一言交わしただけで、
フリータイムでも話せず…
私はフリータイムで積極的にお話しにきてくださった男性と
「お互いの番号を書きましょ♪」
ということでカップリング♪
その男性は、
とても穏やかで誠実そうな方でパーティー後に連絡先を交換し、家路につきました。
「最後に、このパーティーへ参加できてよかったなぁ」
と、母と話していたらブログの男性からメールが。
「今日、来られていましたか?
探していたけど、見つけることができなかったです。
うまくいきましたか?」
私は男性の顔を知っていましたが、
相手は私の顔を知らないので、
(やっぱり話しかければよかったかな~)と後悔。
ブログの男性は気に入った女性がいたけれど、
うまく話せなかったらしく。。。
私の名札の番号を聞かれたので
(50人もいたし覚えてはらへんやろうなぁ)
と思いながら答えると、
「僕、〇〇〇って聞きましたよね?」
と、
一言だけ交わした会話を覚えておられてびっくり!
それでメールは途切れずに、
これまでの婚活のこと、
お互いにとって「結婚を考えるうえで譲れない事」や、
それぞれの価値観のお話をするようになりました。
パーティーでカップリングした男性は、
「30代後半だけど結婚したいと思っていたわけではなくて、
友人たちに進められて今回の婚活に参加してみたんだ」
という感じで、
二人でお会いする話も特に出ず、
毎日当たり障りのない会話をするだけでした。
パーティーから数日経ったある日、
ブログの男性が電話をかけてきてくれたのです。
それは、
◎名札の番号を聞いて、
会場で気になっていたけど話しかけられなかった女性が実は私だったことがわかり驚いたということ。
◎カップリングした人としか連絡先の交換ができないルールなので、
本当はパーティーで話しかけるべきだったし、ずるいけど、
私がコメントをしていたことでたまたま繋がっていた縁を大切にしたいし、勇気を出して気持ちを伝えたいと思った。
という内容の告白でした!
メールで色々質問してきはるのは、
ブログの参考にしはるのかな?と思っていたので、
思いがけない電話の内容と、
緊張しながらも、言葉一つ一つを考えながら、
話してくれる彼の気持ちが伝わってきてすごく嬉しかったです。
(私は泣きそうなのをこらえることに必死)
カップリングした男性ともまだ連絡を取っていたので、
お礼を言って電話を切り、
すぐに両親に報告して家族会議。
色々話し合って、
勇気を出して伝えてくれたブログの男性と、
これから向き合っていけたらという結論になり、
カップリングしていた男性にすべてお話し、謝りの連絡をしました。
すると、
「幸せになるんやで!」と、とっても温かいお返事が。。。
感謝の気持ちを伝えて、
ブログの男性と向き合っていくことに決めました。
そして、1週間後。
初めて二人で会って食事をすることになったのです。
私は、婚活を始めるときに自分で決めたルールがありました。
【はじめて二人でお会いした時に病気のことを伝えること】
これは避けては通れない道だから。
今までは伝える時にそんなに緊張することもなかったのですが、
この時は本当に緊張しました。
ブログの内容や、
パーティー会場での立ち居振舞い、
メールや電話での気遣いなど、
(素敵だな)と感じていたので、
もし病気を伝えたことでダメになったら、
ショックが大きいだろうな…と。
でも、何度も(大丈夫、大丈夫)と心を落ち着かせて
相手の大切な時間を無駄にしてはいけないので、
二人で初めて会った日に思い切って病気のことを伝えたのでした。
先に書いておくと、
このブログの男性は昨年結婚した夫さんです。
振り返って書きながら
(あの時勇気を出して、婚活を始めて良かったなぁ。勇気を出してコメントして良かったなぁ)
と過去の自分に感謝したり、
たくさんの人の中から見つけてくれた夫さんに感謝しています♡
(今ではそんな事もすっかり忘れたふりをする夫さんです笑)
ベーチェット病と潰瘍性大腸炎の持病があるから、
(私なんて…)
と自信もなくて、幸せになることを諦めていたけど、
思い切って婚活をするという道に進んでみて良かったです。